「さくらのクラウド」でWebサーバーを立ち上げるまで
「さくらのクラウド」トップページからコントロールパネルにログインします。
「サーバ」からサーバ覧画面を表示し「追加」をクリックします。
サーバ追加画面が表示されるので、ここで仮想マシンのスペックを選択します。
後で変更できるので、とりあえず一番安いデフォルトの構成で良いと思います。
今回はISOイメージ(OS)を「CentOS 6.4 64bit」にしました。
「情報」タブからサーバの名前や説明を設定できます。
右上の「作成」をクリックしてサーバ作成は完了です。
サーバ一覧に作成したサーバが表示されるので選択し、「起動」をクリックするとサーバが起動します。
起動してしばらくすると、サーバのステータスが「UP」に変わります。
起動したサーバを操作するため、再度作成したサーバを選択して「コンソール」をクリックします。
「モニタ」タブを選択するとサーバの画面が表示されているはずです。
「リモートスクリーンに接続」から「HTML5 モード」を選択すると、ブラウザでサーバを操作することができます。
ただし、HTML5モードだと動きがモッサリして使いにくいので、「Javaアプレットモード」か
「.vncファイルをダウンロード」を選択してVNCビューアで操作した方が良いと思います。
CentOSのセットアップが始まります。
セットアップはこちらのサイトが参考になりました。
http://kajuhome.com/centos6_inst.shtml
今回は以下の構成にしました
- ストレージデバイスは「基本ストレージデバイス」を選択
- ストレージデバイスの警告では「はい。…破棄…」を選択
- ホスト名はとりあえずデフォルト(localhost.localdomain)
- インストールのタイプは「すべての領域を使用する」を選択
- ストレージ構成をディスクに書き込み中では「変更をディスクに書き込む」を選択
- インストール構成は「Minimal」を選択
インストールが終わったらログインして、ネットワークの設定をします。
SSH等の設定をしていなくても、コントロールパネルのコンソールからはログイン可能です。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
以下のように書き換えます。
DEVICE=eth0 HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX TYPE=Ethernet UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx OBOOT=yes NM_CONTROLLED=no BOOTPROTO=none IPADDR=xxx.xxx.xxx.xxx NETMASK=255.255.255.0 GATEWAY=xxx.xxx.xxx.xxx DNS1=xxx.xxx.xxx.xxx IPV6INIT=no USERCTL=no
IPADDR, GATEWAY, DNS1 はコントロールパネルの、「サーバ」→「コンソール」→「NIC」で確認できます。
HWADDR, UUID はそのまま変更する必要はありません。
保存してからネットワークを開始します。
# service network start
これでSSH接続できるようになります。
次にApacheをインストールします。
# yum -y install
インストール後、Apacheを起動します。
# service httpd start
このままではファイアウォールでアクセスできないため 80番ポートを開放します。
# vi /etc/sysconfig/iptables
22番ポート(SSH)を開放している箇所の下に次の行を追加して保存します。
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport80 -j ACCEPT
ファイアウォールを再起動します。
# service iptables restart
これでブラウザからIPアドレスを指定してアクセスすると、Apacheのテストページが表示されます。
(ドキュメントルートの初期値は /var/www/html です)